ワクチン接種には予約が必要です(092-612-1234)
予防接種の対象時期を過ぎた方でも、接種可能となっている年代もあります
お問い合わせ下さい(特に日本脳炎の経過措置)
接種の対象になっているかどうかは、区役所、町役場にお問い合わせ下さい
粕屋町の方については、粕屋町役場健康づくり課 (092-938-0258)まで
当院でも
幼児以降の(自費負担がない)定期接種と任意接種が可能です
対象>>福岡県に住む定期予防接種対象者
対象期間外の接種については自費での接種が可能です
ワクチン希望については、ご予約下さい (当院では、BCGとロタウィルスワクチンは行っていません)
粕屋町にお住まいのお子さんは
1回だけですがおたふく風邪ワクチンの助成があります
詳しくは、こちら
65歳以上の肺炎球菌、50歳以上の水痘帯状疱疹ウイルスワクチンは当院でも対応可能です
肺炎球菌は、その名のとおり「肺炎」を引き起こす細菌です。
肺炎の95%以上は高齢者で発生しますが、その3-4割は肺炎球菌によります
肺炎球菌は肺炎以外にも、髄膜炎、敗血症などの重症感染症の原因にもなります
肺炎球菌には93種類の型があるため、ワクチンで、全ての肺炎球菌肺炎を予防できるわけではありません
大人に接種するニューモバックスは23価(23種類対応)で肺炎球菌肺炎の85%に対応できるとされています。
肺炎球菌ワクチンは5年間有効です
1回目接種してから、65歳以上の方は5年以上過ぎれば2回目の接種が必要です
肺炎球菌の定期予防接種が
R5年4月1日から新たに対象となる方がおられます
今年度中に65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳になる(なった)方で
肺炎球菌の助成をうけたことがない方が対象です
一度接種の補助を受けられた方は定期接種が受けられません(自費での接種は可能です)。
接種は1年通じて可能ですが、ほとんどの施設で、事前予約が必要です
粕屋町の方で70歳以上の方は、3000円の助成制度があります
(条件がありますので、詳しくは役場にお問い合わせ下さい)
自治体から予防接種の補助がでる高齢者の方に関しては、自治体の予診票が必要な場合があります。お問合せ下さい。
2024年10月1日(火)からインフルエンザの予防接種を開始予定です
当院での接種対象者は
1)当院受診歴があるかた、2)ワクチンなどで来院歴がある方、3)その家族、に限定させて頂きます
1回目 3300円(税込)
当院2回目 2200円(税込)
(12歳以下。他院で接種後の当院初回は3300円です)
65歳以上の方
糟屋郡 1600円
福岡市 1500円
その他 住居地の自治体によります
コロナワクチン⇔インフルエンザワクチンは間隔の制限はなりなりました(当日、翌日などでも可能です)
2024/25年のワクチン株は下記の通りです
A型(H1N1 豚インフル)
A型(H3N2 香港型)
B型(山形系統)
B型(ビクトリア系統)
時々
「病院によってワクチンの値段が違うけど、
違うワクチンを使ったり、量を減らしたりしているのか?」
と質問をうけますが、日本で流通しているワクチンは
どの病院も同じ(メーカーは3-4社ありますが、いずれも大手)、
なので、ワクチンの品質と効果は同じです。
感染を完全に防ぐことはできませんが、
あなただけでなく、大切な方を守るためにも、
ワクチンでインフルエンザを予防しましょう。
インフルエンザの予防接種は
当日37.5℃以上の方は接種できません
妊婦 肺の病気、ぜんそく、免疫抑制状態の方、などの重症基礎疾患を持つ方に関しては慎重に投与することになっていますが、
一般的には、これらの方こそインフルエンザの予防が必要なので、接種を勧める医師が多いと思います
(あなたの納得のためにも、必ず主治医に相談して下さい)。
卵アレルギー、鶏肉アレルギーの人は、注意が必要ですが、実際に接種後に重篤なアレルギーが起こることはマレです。
厚生労働省の推計では
日本で、毎年1000万人がインフルエンザに感染し
毎年1万人がインフルエンザの影響で死亡するとしています(直接死因は1000人程度です)
インフルエンザワクチンの(流行予想)株は
WHOの予測をもとに日本の厚生労働省が決定しています
当たり、外れはありますが、ここ数年は流行予想は的中しています
なぜならインフルエンザの流行株は、ここ数年変わっていないからです
つまり、近年の流行株は、A型2種類(豚インフルエンザ、香港型)+B型です。
しかし、インフルエンザワクチンの接種をしても感染を予防できないことがあります。
インフルエンザワクチンによって感染を防ぐことは難しいと考えられています。しかし、高熱、のどの痛みなどの症状がおこるのを防いだり(発症予防)、インフルエンザ脳症(異常行動、後遺症)、インフルエンザ肺炎などの重症化を予防する効果、があることが分かっています。 もちろん、インフルエンザが咳、飛沫で広がるため、発症を予防できれば、集団での流行を防ぐ効果もあるかもしれません。
インフルエンザのワクチンには免疫を高める薬も入っているため、
一時的に注射部位の発赤、痛み、微熱などの副作用が起こることがありますが、通常は2-3日で改善します
(これは、免疫がワクチンに反応しているともとれます)
20人から10人に1人くらいは、
少し重い免疫の症状<発熱、頭痛、寒気(悪寒)、だるさ(倦怠感)>が見られますが、これも通常は2-3日で良くなります。
さらに重い全身の副作用は極めてまれです(H30年0.0015%)
命に関わるものは、さらにまれです(H30年 0.0000057%)
インフルエンザワクチンの接種によって著しい健康被害が発生した場合には、公費による救済処置があります
ちなみにインフルエンザワクチンでインフルエンザの感染がおこることはありません
インフルエンザの流行は
例年 12月末から増え始めます
1月に新学期がはじまると学校での流行から地域に広がり
1-2月にピークになります
インフルエンザワクチンの効果が発現するのに
2-4週間かかります
そのため、12月中旬までにはワクチン接種をうけることをおススメします
効果は5か月続くと言われています
ワンシーズンに一回接種で良いとされています(子供は2回)
ワクチンの接種は病気に対する治療ではないため、
健康保険が適用されませんので原則的に全額自己負担となり、費用は医療機関によって異なります
予防接種法に基づく定期接種の対象者等については、 接種費用が市町村によって公費負担されています
少しの例外はありますが、概ね65歳以上の方は、公費によるワクチン接種料金の一部免除があります(公費負担)
日本感染症学会は、インフルエンザの予防として、タミフルの予防投与を提案しています
対象は、
原則として、インフルエンザ感染症を発症している患者さんの同居家族又は共同生活者である下記の方のみ病院での処方が可能です。
1)高齢者の方(65歳以上)
2)慢性呼吸器疾患又は慢性心疾患の方
(気管支喘息、慢性気管支炎、慢性肺気腫、肺線維症、肺結核、
心不全、心弁膜症、心筋梗塞など)
3)代謝性疾患の方(糖尿病等)
4)腎機能障害の方(腎機能の低下により薬の量が違います)
予防投与は保険給付されず自己負担となりますので
10代の受験生などは、タミフルの慎重投与対象ですし、上記の条件に入りませんが、受験の1週間前などにインフルエンザ感染の危険性があるのであれば、心情的には予防投与もありかなぁ、と思います。