自宅でできる
簡易型 睡眠時無呼吸検査(保険適応)
診察料+2700円(3割負担の場合)
CPAP療法(健康保険適応の場合)
診察料+4350円 (3割負担の場合で1ヶ月分)
上記は、保険診療点数によるもので変更はありえますが、全国一律の料金です
睡眠不足をほうっておくと、大きな病気を招く危険性があることが分かってきました。
“なかなか寝付けない” “睡眠中に何度も目が覚める”など睡眠に悩みを持つ人は多いものです。また、自分では十分な長さの睡眠をとっているつもりでも「睡眠時無呼吸症候群」などの病気によって十分に寝れていないこともあります。
決して稀な病気ではなく、少なくとも約50人に1人と言われています。
厳密に言えば、日本の道路交通法では、「睡眠時無呼吸症候群などの重度過眠症患者に関しては、免許を保留、停止される」とされています。
睡眠時無呼吸症候群は睡眠を妨げ、朝起きられなくなるだけでなく、日中の眠気をもたらし、仕事の能率が低下したり、様々な病気、交通事故などを引き起こす一因になります。
いびきをかいている間はのどの奥のわずかなすきまを空気が通り、振動によって「ガーゴー」という音になります。
睡眠が深くなり、筋肉がゆるんでくると、のどが詰まり、息が止まります(睡眠時無呼吸)。
そうすると体の中の酸素濃度は落ち、心臓や脳に負担をかけます。脳はこれ以上深く眠ると酸素不足になるのを警戒して、浅い睡眠に引き戻そうとする。これが繰り返しおこるため、いくら寝ても熟睡感がなくなります。
眠気だけでなく、睡眠時無呼吸の人は高血圧や糖尿病の原因となることもあり、報告では脳卒中や心筋梗塞の危険性が3倍増加するといわれています。
自分でできる無呼吸チェック
①毎晩大きな激しいいびきをかきますか?
②睡眠中に「息が苦しそうだ」あるいは「呼吸が止まっている」と指摘されたことがありますか?
③朝起きた時、疲れが残り頭がスッキリしないことがありますか?
④朝起きた時に頭痛がしますか?
上のうち①があり、その他が1つでも該当したら睡眠時無呼吸症候群が疑われ
ます。
呼吸器内科や耳鼻科が専門としていることが多いので相談してください。
治療法
生活習慣の改善(減量・禁煙・禁酒・睡眠薬服用の減量)
CPAP療法(経鼻的持続陽圧呼吸療法)
口腔内装具(マウスピース)
外科的手術
薬物療法(呼吸刺激剤・アセタゾラミド、三環系抗うつ薬)